僕の知り合い
僕の知り合いに、信じられないくらいなで肩の男がいる。
ショルダーバッグが肩にかからないのはもちろん、小学生の頃はランドセルでさえも両肩からスポッとずり落ちてしまうのが悩みだった。
ある日、僕は彼に聞いてみた。
「そんななで肩で、今までなにか得したことはあるのかい?」
「そうだな……」彼はしばらく考え込んでから、こう答えた。
「人ごみでも、あまり肩がぶつからない」
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